電話のかけ方

デスクの電話機

意外に多い電話が苦手な人

声だけで相手と会話をしなくてはいけない電話は、実はひきこもりであるかどうか関係なくかなり多くの人が苦手にしています。

面と向かって話をするのはそんなに苦ではないのに、電話になると緊張してうまく話すことができないという人もたくさんいるのです。

なのでまず「電話もできない自分はダメだ」などとは思わず、多くの人も苦手にしているのだと気を楽に持ってください。

とはいえ電話はこれから就職したいと思う企業と最初に連絡をとる重要なアポイントメントツールなので、苦手だからやらなくてもいいというふうにはいきません。

面接のために電話をかける必要があるなら、まずは失敗する可能性のある事態をシミュレートして対策を先にとっておくのがおすすめです。

話すことをメモにしておくだけでOK

電話を苦手にしている人にありがちなのが、「こちらが話さないといけないことをうまくまとめることができない」という苦手意識です。

伝えないといけないことがあることはわかるのだけど、受話器を持っているとカーっとあがってしまい支離滅裂なことを言ってしまったりということがよくあります。

電話で失敗を減らすためには、まず事前に伝えるべきことを紙に書き出して手元においておくのが有効な手段です。

求人応募のための連絡なら、聞かれることは決まっていますからその内容を先にメモにしておき、それを見ながら話せば間違うことはありません。

普段当たり前に話すことができる自宅の住所や電話番号も電話口だと案外ポーッと抜けてしまうことがよくあるので、わかりきっていることでも間違えないように文字にして書き出すのがコツです。

間違いそうなら文章まで書いてしまう

本当に心底電話が苦手という人なら、先に言うべきセリフまで台本にして書いておいてしまうという方法もあります。

面接のための電話なら「おそれいります、私(わたくし)御社の求人募集を見て連絡をした○○という者です。担当の方をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」というような応対例を考えて文面にしておきます。

電話すべてのセリフを想定するのは難しいですが、案外この最初の一言がすらすら言えるかどうかでその先の会話の流れもだいぶ変わってきます。