アルバイトからの登用を狙う

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まずはアルバイトを探してみよう

ひきこもり生活を脱出したいと本気で思うなら、まずはアルバイトからでも何か仕事を見つけるようにするとよいでしょう。

現在は両親が健在であったり預貯金に余裕があったりしていても、今後何十年かあとにまで同じように経済面で心配なく過ごせるとは限りません。

大富豪を目指さなくても、とりあえず当面の生活費を稼げることができるようになるスキルは身につけておきたいところなので、自分でできることから少しでも始めてみてください。

いきなり正社員を目指すというのはハードルが高くても、週数回から始められるアルバイトからなら体を慣らしていくこともできます。

長く続けることができるアルバイトを見つけることができれば、数ヶ月~数年後に正社員に登用されることも考えられるので、当面の目標として数ヶ月単位で続けることができる長い仕事に就くことを考えてみてください。

ひきこもりが長い人が就いてはいけない仕事

長く続けられる仕事をしたいという気持ちはあっても、実際にその仕事をしてみたらあまりにも自分の適性と合っておらずすぐに辞めたくなってしまうことはよくあります。

特にひきこもりの期間が長かった人は、いきなり就いてはいけない種類の仕事がいくつかあるので注意が必要です。

ひきこもりになってしまった理由は人それぞれでしょうが、長く一人でいると他人とコミュニケーションをとるという力が著しく落ちてしまっているので、いきなり高いコミュニケーション能力を問われる仕事を始めてしまうと心理的に大きな負担となってしまいます。

具体的な職種で言うと、「コンビニ店員(覚えることが多い。意外とクレーマーが多い。)」「飲食店のホール(接客の高いスキルが必要。)」「大勢の人との連携が必要になる配送業やイベント整理(他の人との積極的な会話がないと仕事ができない)」といったことが挙げられます。

ざっくりとまとめると、長年ひきこもりをしていた人が苦手とするのは「多数の人とのコミュニケーション」や「一度に多くの仕事をこなさないといけない仕事」です。

なので最初はできるだけ、一人だけで集中して打ち込めるような種類の仕事にしておくのが無難と言えます。

正社員への登用が期待できるバイトとは

最初はアルバイトからスタートしても、そこでの働きぶりが認められることで正社員になることができる職種とはどういったものでしょうか。

正社員への登用があるかどうかをバイトの求人にはっきり記載をすることもあるので、まずそうしたところをねらってみるというのがよい方法です。

一般的な傾向として正社員登用が多い職種としては、IT関連業(プログラマー、SE、Webデザイナーなど)の技術職があります。
IT関連業は正社員採用されるとホワイトカラーとして働けるため、一定の社会的地位が欲しい人にはおすすめです。
特に海外の企業と取引の多い会社の場合、英語を修得すると大きく待遇が変わる可能性があります。
自宅にいながら学べるビジネス英会話は、他人と話す練習としても便利なので、上手く利用しましょう。

他にも自動車整備工場などの技術職も、最初はアシスタントとして入りそこで資格を取得したり技能を身につけたりすることで正社員になることができるケースもよくあります。

服飾業や飲食業のような接客系も、もし長く続けることができればアルバイトからそのお店を任せる管理職として正社員登用されるケースがよくあります。