ハローワークで求人情報を見てみるときには
ひきこもりから脱却しようと職探しをするときに、まず最初に足を運ぶことになるのがハローワークです。
一度社会人になってからひきこもりになったという人なら、社会保障関連の手続きのため何度かハローワークに行ったことはあるでしょうが、学生時代からひきこもり生活をしている人にとってはそもそもハローワークとはどういうところかということがわからなかったりもするでしょう。
ハローワークは簡単にいえば公的な就職先紹介のための機関であり、居住地域近隣の求人情報をまとめて取り扱いしてくれ、無料で紹介をしてくれるようになっています。
ただハローワークにさえ行けば仕事は見つかるというわけではなく、求人は出されているもののあまり本気で採用を考えていないような補助金目当ての企業もあるので実際に応募をするときには注意が必要です。
データによるとハローワークに出された求人のうち、きちんとそこを通して採用に至るのは約3割程度とかなり低い数字も公表されているので、もし応募をしたけれども採用に至らなかったといってもそう落ち込む必要はないでしょう。
むしろそこでよい求人を見つけ面接でよい返事をもらえたなら相当にラッキーくらいに思った方がよいかもしれません。
ハローワークでの求人応募の流れ
ハローワークを通じて職探しをする場合、まず最初にするのが窓口での登録です。
個人情報をハローワークに登録することによってカードを受け取ることができるので、それを使って実際の応募や検索などをしていくことになります。
検索は全国のほぼすべての自治体でパソコンを通じて条件での絞込ができるようになっているので、施設内の設備を利用して探してみてください。
求人検索は自宅などのパソコンからでも公式サイトを利用できますが、実際にハローワーク内に行くことですぐに応募状況を確認できたり、最新の情報を閲覧したりということができるので可能ならば実際に施設に行くことをおすすめします。
気に入った求人があったらそのページを印刷して出し、窓口に行って募集状況を確認してもらいます。
窓口に問い合わせるとその求人に対して現在までに何人が応募して何人面接をしているかというようなことを確認できるので、自分も応募したいと思ったらそこで担当者から企業にコンタクトをとってもらいます。
その先は企業によって異なりますが、大抵のところはまず履歴書など書類を送ってもらい、そのあとで面接の日程を決めていきます。
難関である面接と書類作成を乗り切る
ハローワークに限ったことではありませんが、求人に応募するためには必ず履歴書などの書類作成とそのあとの面接をクリアしなくてはいけません。
ひきこもり生活が長いと履歴書一枚作成をするのにも苦労するところですが、そうした就職のための対策が難しい人にはハローワークで行っている就職対策セミナーを受講するのがおすすめです。
履歴書や職務経歴書の記載方法の基本的なマナーや書式を教えてもらったり、面接で聞かれやすい質問を実際の応答として練習することができます。
事前に対策しておくだけでかなり本番のプレッシャーも軽減できるので、ぜひ事前に一度は受講してみてください。