コミュ力の鍛え方

コミュニケーション

どうやったらコミュ力は高まるか

ひきこもりとなってしまう人の多くに共通しているのが「コミュ力(コミュニケーション能力)」が不足しているという性格的特徴です。

学校生活や会社生活というのはどうしても団体行動が基本になるため、その場にうまく溶けこんでいくことができる会話力や気遣いがないと相当厳しい思いをしてしまいます。

自分ではよかれと思ってやっていることが裏目に出たり、本当はもっとみんなと仲良くしたいのにいつの間にか孤立してしまっていたりということもコミュ力不足を感じる人にはよくあることです。

ひきこもりの状態から脱出したいけれども学校や会社での生活を再開したらまた周囲から白い目で見られるようになるかもしれないと思ってしまうと、どうしても気持ちが後ろを向いてしまい積極的な行動がとれなくなってしまいます。

ですがあえてはっきり言わせてもらえば、「コミュ力」というのは天性のものではなく誰でも訓練しだいである程度のレベルに達することができるものです。

あきらめず、自己分析をしながら少しでもコミュ力アップできるよう努めていきましょう。

最低限度のマナーがあれば平気です

「コミュ力」というふうに言うと、まるで「腕力」や「歌唱力」のように特別な力がないといけないかのように思えてしまいます。

ですが本来人と人とのコミュニケーションに何か特殊な能力が求められるということは少なく、必要最低限のマナーができていればそれ以上のことを期待されることはありません。

最低限度のマナーとは「あいさつをする」「感謝やお詫びの気持ちを伝える」「必要な伝達を忘れない」といったことです。

特に「あいさつ」は非常に重要で、知らない人同士であっても毎朝のようにあいさつをしていくだけでかなり印象はよくなります。

ずっとひきこもっている人なら、最初は家族など身近な人に「おはよう」と声に出して言ってみましょう。

声をかけるのは始めるまではハードルが高く感じますが、数回もすればすぐに慣れて自然に口から出るようになります。

慣れてきたら外出時、近所の人に自分から「こんにちは」「こんばんは」と話しかけてみることにチャレンジしてください。

コミュ力の基本は慣れ

コミュニケーション能力が足りないと自分で感じる人にありがちなのが「自分に自信がないから自分からは話しかけられない」ということです。

確かに見ず知らずの人に最初に自分から話しかけるのは恥ずかしかったり、無視されるのが怖かったりします。

しかしその最初の壁を乗り越えることができれば、コミュ力のレベルは一気にアップするので自然と他の人との交流もできるようになります。

繰り返しますが、コミュ力といっても難しいことを求められているわけではありません。

最初の「おはよう」だけで十分なのだと言い聞かせ、簡単な一言から始めてみてください。