体を鍛えて心を上向きに
長年ひきこもり生活を続けていると一日の運動量が極端に少なくなってしまうので、20代半ばくらいを過ぎると急激に体型が崩れてくるのを自覚してきます。
中学卒業頃から自宅にひきこもっていたりすると、もしかしたら20歳そこそこの年齢でもメタボリック体型でお腹がふくらんでしまっていることもあるかもしれません。
ひきこもっているんだから体型とか関係ない、と思うかもしれませんが自分の体型や体力はその人の心理面を大きく左右する要因になります。
太って体型に自信がないから外に出たくない、外に出ないからますます太るという悪循環に陥ると、そのことが原因でますます社会復帰をする意志が挫けていってしまいます。
ひきこもり生活を脱出するための第一歩として、筋トレをするというのは実は大変効果があります。
まだ若い人なら毎日ちょっとした筋トレをするだけでもみるみる効果を実感できますし、30代を過ぎた人であっても地道に鍛えることで必ず成果を得ることができます。
自分が努力をしたことで成果を得ることができたという気持ちを得るためにも、ぜひ体を鍛える筋トレを初めてみてください。
大げさな器具は必要ありません
筋トレを始めるといっても、通信販売などで見かけるような大きなマシンを購入する必要は全くありません。
もちろん慣れてきてより本格的なトレーニングを自宅でやりたいという人なら購入しても全く問題ありませんが、とりあえず始めてみるというなら道具は全くなくてもすぐに行うことができます。
プロの格闘家などの日課のトレーニングでも、マシンを全く使わない腹筋運動などは定番となっているのでまずは機械を使わず手軽にできる方法をいくつか覚える方がおすすめです。
筋トレの中でも一番やって欲しいのが「体幹トレーニング」です。
体幹とは人の胴体部分を中心とした筋肉のことで、継続的に鍛えていくことで内臓脂肪を減らし健康的なスタイルを作っていくことができます。
腕や足などの見える部分のトレーニングと違って全身に効果があるので、見た目だけでなく体の調子を整えることもできます。
体幹トレーニングにもいくつか種類があるので、まずはプロのトレーナーさんの推薦する方法をいくつか試すようにしてみてください。
参考サイト:体幹トレーニング(14種類)|筋トレTV
いきなり無理をするのは禁物
筋トレをするときに注意してもらいたいのが、短期間で効果を出そうとしていきなりハードな運動をこなすのはやめた方がよいということです。
室内で行う筋トレだからとなめてかかっていると、予想以上に体の内部の筋肉に負担がかかることで翌日以降に激しい筋肉痛が出てしまうことがよくあります。
俗にいう「三日坊主」になるのはこの筋肉痛が大きく、痛みを感じたので休んでいるうちに運動をしなくなってしまうなんてふうになってしまうのです。
運動を始めたばかりの時期にはどうしても筋肉痛は感じてしまいますが、無理せず少しずつでもやっていくことで着実に筋肉は増えてきます。
鏡を見て腹筋や腕の筋肉の形が変わってきたのがわかるようになるともっと体を鍛えたいという欲も出てきますので、そうなったら第二段階としてウォーキングやジョギングのような外に出る運動をしてみてください。
体型に自信がついてくると外に出て人に見てもらいたくなってきますし、人と対するときの恐怖感もだいぶなくなります。